寸書
□ある日曜日弐
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「っ////んだよこれ!////」
顔を上げると駿の顔
「〜〜〜〜っ/////」
顔に熱が集まる。目の前にある駿の顔は何も変わっていない。
「事実」
(さらっと答えやがったこいつ///)
一度上げた顔を再び戻す
「ははww」
駿が手を伸ばす。前にながれた髪をそっと救い上げた。
開けた窓から風が流れ込んだ。
「真っ赤」
駿が笑ったのがわかった。
むず痒いきもちのまま静寂が訪れる。
(「大貴!大貴!なんか二人の世界になってるんですけど!!」)
(「そっとしておいてやれ」)
まぶしそうに俺を見つめる駿とうつむいたまま固まる俺。
早く書かなきゃなんないのに俺の手はなかなか動かなかった。